秋田県内の高校の写真部員が一人一作品を応募する令和8年度(2026年)秋田県高等学校写真連盟展が県立美術館の県民ギャラリーで開かれます。
期間は、5月30日(土)~6月1日(月)、10:00~17:00(最終日のみ14:00まで)。入場料無料。
主催は、秋田県高校文化連盟写真部会。
2022年の様子を報告。この年はコロナの影響で出品数が少なかった

2022年は33校から合計437点が出品されました。この年はコロナの影響で100点ほど少なかったです。
審査の結果、特賞2作品、推奨8作品、そして入選と佳作(全体の2割ほど)が選ばれています。
審査のポイントは、動きや表情、画面構成だそうです。
人物、動物、風景…壁一面をおおいつくす勢いの写真展です

主催は、令和8年度秋田県高等学校文化連盟写真部会。
今年は湯沢翔北高校が担当だそうです。この高校は担当の先生が熱心なのか、毎年受賞する生徒が多いです。
会場には、人間からペットの動物、そして風景も多かったです。この県民ギャラリーは縦長の会場ですが、壁一面に写真が飾られていて、圧巻でした。全体的に見て楽しいです。
秋田県は四季折々、風景が様々な表情を見せます。
また、友達や家族を撮った写真も多かった。おじいちゃんやおばあちゃん、それに友達などは、身近な人でないと安心して撮らせてもらえません。
それに、「部活で撮っているんだけど、ひょっとしたら写真展に出すかもよ」と言ったら、笑顔の、いい写真が撮れそうですね。
A3ノビのサイズ、単写真から6枚組まで表情が豊か

一作品の大きさはA3ノビ(約33×48センチ)でした。
多くは一枚で表現する「単写真」ですが、2枚組、4枚組、そして6枚組もありました。
農作業も漁業関係もありました。秋田県の日本海側には漁港がいっぱいありますから。
また、お決まりの、仲間の高校生をポーズにしたのもあります。それに自分を被写体にしたものも。
動物はペットの犬やカモメ、それに大森山動物園で撮ったのもあります。
花も多かったです。おなじみのサクラから、ミズバショウ、菜の花、パンジーといろいろです。
冬の題材を扱ったもので印象的だったのは、吹雪の中でスノーボードをしている光景でした。
特賞は競技カルタの大会の1枚。かるたがレンズに向かって飛んでくる

特賞は、横手高校3年生の「一瀉千里に舞う」でした。
競技かるた大会の一瞬ですが、和装姿があでやかです。そして、レンズに向かってかるたが飛んでくるーー何枚撮っただろうかと思わせます。シャッタースピードを早くするーーだけでなく、「かるたの女王」が左に飛ばすことを予感しての位置取りなんかも伺えます。
一人一点なので、優勝するぞ! との意気込みが感じられます。
普段着のおばあちゃんの何気ない風景が「ほのぼの感」にあるれている

再び強調しますが、ここで紹介している写真は2022年の展示なので今年は見ることができません。
2026年は5月30日(土曜日)から秋田市の県立美術館で開かれます。秋田駅から徒歩約15分です。入場無料です。
2022年の展示でいいなと思ったもう1枚は、周りが雪が積もった道路を、普段着のおばあちゃんが笑顔で歩いている写真です。大曲高校2年生の「まごころ」というタイトルですが、割烹着をつけた女性の姿は、かつてはよく見られました。何気ない光景ですがが、ほのぼのとして私は好きです。
創作写真も多い。自然描写だけでなく、装置や光源を工夫して芸術作品のように撮る!

人間から動物、風景をそのまま写すのに対し、いわゆる創作写真への挑戦も多かったです。
光源を中央に置いて、周りの9個のビー玉が描き出す光のファンタジーを捉えたもの、ドーナツやポテトチップスで「お菓子な顔」を作るなど発想がおもしろかった。
夕陽の鉄道レールや港のコンビナートの夜景など人工物に着目した生徒もいました。
「芸術としての写真に対する関心は高いとはいえない。芸術に引き上げるには技術とともにそれを創り出す人間のセンスが重要である。偶然の一瞬も大事だが、自ら想像するものを画像として実現するための作り込む技術も必要」というのは、主催の高文連写真部会のコメントでした。
県内の高校生は通常、年に3回、応募のチャンスがあります。
5月の高文連主催の県北、県南、中央の各地区展、
6月の写真連盟展、
11月の総合美術展(写真部門)。
秋田県は写真家が何人かでています。今も日常的に見られる「あきた美人」のポスターは、木村伊兵衛という有名な写真家が演出して撮ったもの。
あの、すげ笠に絣(かすり)の着物の若い女性です。
秋田県内にはこのポスターがあふれていますから、写真の力はすごいですね。
2026年の写真展示も楽しみです。








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