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「誰だ、そこにいるのは?」人面木が語りかける?

十和田湖には伝説がある。

八郎太郎物語だ。

しかし、この物語り、けっこう最近の話であるらしい。

近年の日本最大級の大噴火を起こした

十和田火山の教訓を忘れないために作られたかもしれないのだ。

話を戻そう。

この人面木ーー出会ったとき、すぐわかった。人面木だと。

右目ははっきり見える。

ひょっとして左目は、幼木のおりに近くで倒れた木の枝がぶつかり負傷し、葉っぱの眼帯をかけているのかもしれない。

立派な鼻だ。ピノキオより、よほどしっかりしているぞ・・・

眉間には深い皺を寄せている。

だが、私には何も語りかけてこなかった。

いや、私の姿の反映なのかもしれない。

俺はここに立っているだけで十分なのだ

静かに、湖畔に立っている。

いつまでも幸せであれよと願いながら。

未来永劫に。

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